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スキャルピング手法でのトレードを専門に行う、ますいたかしが継続して利益を上げているノウハウを講座形式で公開!


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<第19回><目次へ戻る><第21回>




今回「資金の管理術」と言うことでどの様にスキャルピングの資金を増やしていくのか
について書いてみたいと思います。

重要なテーマですので、長文ですがしっかり読んで頂きたい項目でもあります。

以下、2つのテーマにそってお話します。

 ①投資家心理学(プロスペクト理論)
 ②稼ぐ為の「損切り」

それでは「①投資家心理学(プロスペクト理論)」から見て行きましょう。

FXに限らず投資の理想的な利益の上げ方は利大損小です。
これは誰でも理解できると思います。

ところが現実には利大損小ではなく、利小損大となる投資家が非常に多いのが現状です。
利益が少なく損が大きければ結果としては損がどんどん膨らんでいきます。

実は、利小損大となる背景には、投資家の本能が深く関わっています。

これから投資をしていく上でこの心理をしていることはかなりのプラスとなりますので
是非知識として頭の中に入れておきたいですね。

現に勝率の高い手法は沢山存在します、それでも負けるのは、この手法の使い手が投資に
対して心理的な知識が少ないことが原因です。

私はスキャルピングで利益をだしていますが、この投資家心理という考え方を受け入れて
実行に移すまでにかなり長い間かかりました。

人間は負けることが嫌いな生き物なのです。
特に投資で一儲けしてやろうと思って、誰でも投資の世界に入る訳ですから負けるのが
嫌なのは言うまでもありませんよね。

この心理を理解しておく事で今後の投資運用の見方が少し変わってくるはずです。

私の手法の説明でも少しこの事を書いていますが、利小損大の理由は、
プロスペクト理論によって説明が出来ます。

通常、人間は「1万円得した喜びよりも1万円損したショックの方が大きい」のです。

別の言い方をすると、人間の中には「FXで儲けたい」という欲望があると同時にそれ以上に
「FXで損したくない」という心理が働いているという事です。

しかし、投資かは自分が大負けしていることはあまり想像しませんよね。
リッチ生活をしている自分を想像する方が殆どだと思います。

あなたもそうでしょ?

1万円利益を出してその後1万円損をすれば、トータルでは0円です。
しかし、自分では気づかないところで心理的には「1万円損のショック」の方が
「1万円利益の喜び」を上回ってしまい、ショックの気持ちが残ってしまうのです。

この理論は、ノーベル賞を受賞したカーネマンの理論です。

と言うことで通常は、プロスペクト理論の示す本能のままに投資をすると、
「利益は小さく損は大きく」なってしまいます。

損をする事に対しする恐怖が大きいため、以下のような投資行動になる為です。

    買って少し上昇した。利益は少しだけど下がると怖いので利益確定させよう。
    買って少し下げた。損はまだ少ない。損するのは嫌だしここから上げるかもしれないので損切りはしない
    買ってかなり下げた、損は大きい。しかし、損をするのは嫌だからもう少し待とう。

利益は小さくなり易く、損は大きくなり易い傾向が出てきます。
この流れを続ければ運用資産は確実に減り続けていきます。

投資家の本能のままに投資を行っていけば、自然に利小損大なりまと。
驚くことではありません。殆ど全員がこれにあてはまりますから。

この悪循環から抜けられずに苦しんでいる方もいますし、投資家共通の最大の悩みでもあります。
利小損大を利大損小に変える第一歩は自分がこの心理を真剣に受け入れることから始まります。

皆さんも一度トレードで資金を失う前に考えてみてください。


次に、②稼ぐ為の「損切り」と言うことで「損切り」についてお話します。


「損切り」については、全員ぶつかる壁でもあり、沢山ご相談を頂きます。
私も、今でも損切りが下手でトレーダーである限り永遠のテーマでもあります。

勘違いが多い部分でもあるので、私なりの説明をして行こうと思います。

インターネットでは、結構一般論で何処かの文章パクッテきたやろ~と言うものが
多くハッキリいって実践では使えないものが多いです。

では「損切り」とは?

<負けトレーダーに多い勘違い型>

1.ポジションを持った!
2.自分の想定の方向と逆へ動いた!
3.やばい、何れもどるから耐えろ!と心の中でつぶやく!
4.どんどん買値から離れていく!
5.損切りする勇気も無いのに、心の中で「もう損切りできない」とつぶやいてみる!
6.やっと資金が半減している現実に気づく
7.この後。。。。説明する必要なし?

負けている人の殆どの人がこの考え方をしています。
負けているトレーダの殆どが、損切りをやっているようで実はやっていません。

買値からめちゃくちゃ離れて、凄いマイナスで精神的にわるいから損切りした
というのが多いと思いますが、これは「損切り」ではありませんよ。

「損切り」は、自分の想定と異なる値動きをしたから取引を一旦終了することです。
ここ重要です。


では「勝つ」損切りとは?

<勝ち組トレーダー>

1.ポジションを持った!
2.自分の想定の方向と逆へ動いた!
3.損切りの準備に入る。
  ここで重要なのはルールですから理由は考えません。
  反省会はトレードの後にしてください。
  なんで?
  エントリーはルールに沿ってポッジッている為既に自分の売買ルールに矛盾が生じるからです。
4.損切りラインまで待つか、短期的には予想が外れたと判断する。
5.即、損切りを行う。

つまり以下の図のように「損切り」をこの様に考える事です。
想定外へ外れていくと切り、想定通りであれば利益を伸ばしていく。




実際はこんなに単純ではありませんが、「損小利大」の基本的な考え方です。

(私はスキャルピングでロット数が大きいので利大する為に長時間保持は
 していませんが負けても1-2回分の利益が飛ぶぐらいに決めています。)

具体的な損切りピップスの決め方の一つは、何千回とスキャルピングを行い
自分の勝ちトレードでの損切りラインの平均ピップスを出すことです。

なかなか「損切り」出来ない人はこう考えてください。
損切りは「マイ・ルールを守ること」だと。

為替に限らず、何でも運用していく為にはルールと言うものが必要です。
勝率の高い手法、損切りルールが守れていれば資金は自然と増えていきます。

プロも含めトレードを行っている人で1分後どう動いているか分かる人はいないのです。
これは神様しか分かりません。

BUYかSELLの予想ゲームをしていると考えると損切りもし易いのではないでしょうか。
テクニカル分析はその勝率を上げていくサポートツールみたいなものです。

自分のポジションと反対へ動いても、自分の考えが正しいと思い込みむのは止めてください。

なぜか?

そこに完璧な答えが無いからです。それが相場だからです。
相場は、「こうなるだろう」の予想が上手、下手にすぎません。

ちゃん、ちゃん。終了。


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