スキャルピング手法でのトレードを専門に行う、ますいたかしが継続して利益を上げているノウハウを講座形式で公開!
【概要】
ADXはトレンド(方向性)の強さを計るための分析手法です。
Average Directional Movement Indexが英語名で直訳すれば「方向性を
持った動きを平均化した指標」となる。
ADXはDMI(Directional Movement Index)と組み合わせて使用されることが
多いのですがここではADXのみのご説明!
DMIはエントリー方向、エグジットの手助けをするものです。
別の機会に説明します。
【習性】
習性1
数値(%)が高いときはトレンドが強く出ていると判断し、
数値が低いときはトレンドを失っていると判断します。
相場は常にトレンドのある局面とトレンドのない局面を交互に繰り返していますが、
シンプルなグラフで視覚的に捉えることができるのがこのADXの特徴。
習性2
平均の平均なので遅行指標である、ここを上手く使いましょう。
遅行であることから自身はフィルターとして用い、トレンドを確認した時点で、
さらに詳細なエントリのタイミングやロング・ショートの区別を別の指標を利用して決定すること。
【ADXの使い方】
①順張り手法(メイン手法)
①-1. ADXが低水準の場合
トレンドが生じる可能性が高いです。
上下どちらにトレンドが生まれるかはADXだけでは判断できませんから、
DMIなどその他の分析手法を併用します。
②-2. ADXが高水準の場合
トレンドが終息する可能性が高いです。
低水準とか高水準とはどの程度をさすのかが問題ですが、
これはADXを計る期間によって多少変わってきます。
②逆張り手法(危険!あまりお勧めできません)
ADXが高水準から予想される動きは揉みあいかトレンドの反転です。
そこを狙っていきますが、元のトレンドに戻ることも多いので
タイミングが悪いと損をします。他の分析と組み合わせて判断が必要。
【「すきゃる工房」おすすめパラメーター&注意点】
パラメーター:
MT4[挿入]>[罫線分析ツール]>[Trend]>[Average Directional Movement Index]
を選択します。
一般的には14日が標準です。
パラメータが10日とか14日くらいだと、20%以下で低水準、60%以上で高水準が目安。
パラメータを小さくすると、ADXの振幅が大きくなりますので水準の目安も変わってきます。
中長期のトレンドを見る場合は、25日や50日などでも使える。
ペア:All
タイムライン:15分足,1時間足(トレード手法による)
期間:14 お勧めは10日
注意点:
・ADXはトレンドの強さだけを示すもので、アップトレンドなのかダウントレンドなのかは分からない。
・トレンドがあると認識されるためには、ADXは20%-25%以上である事。
・ADXおよびDI+/DI-の期間パラメータは、調べているチャートの周期の半分または1/3ぐらい。
(14と言う数字は28日を1ヶ月計算している為?恐らく)
・「トレンドがある」と判断した場合は他の指標を用いて正確なエントリタイミングを心がけること。